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重大 9.8 急ぎ度: 至急

FineReport 9.0に認証不要の任意ファイル書込み、悪用の兆候

帳票ツール FineReport 9.0 に、ログインなしで外部からサーバーへ任意のファイルを書き込める弱点があり、遠隔操作につながるおそれがあります。実際の悪用の兆候は 2023年10月14日 に Shadowserver Foundation が最初に観測したと報告されています。FineReport 9.0 を使っている組織は、インターネットから到達できるかを確認し、到達できる場合は遮断と侵害の有無の調査を優先してください。

CVE-2021-48014 公開 生成 AI で作成
画像は生成 AI で作成したイメージです

急ぎ度: 至急

認証不要でネットワークから遠隔操作に至るおそれがあり、悪用の兆候の観測と、検査・攻撃用ツールの公開が確認されているためです。

関係があるか

FineReport 9.0 を自社サーバーやクラウド上で運用している組織が対象です。とくに Web 画面(/WebReport/ReportServer)がインターネットや広いネットワークから到達できる環境は危険度が高くなります。

製品影響を受ける版直った版
FanRuan FineReport 9.0 修正版の版番号は公表されていません。ベンダーの告知で確認してください。

確かめ方

  1. 1社内の資産台帳や運用担当者への聞き取りで、FineReport を使っているか、その版が 9.0 かを確認する。
  2. 2Web 画面のパス /WebReport/ReportServer が、インターネットや他拠点など広い範囲から到達できるかを、ファイアウォール、リバースプロキシ、クラウドのセキュリティグループの設定で確認する。
  3. 3Web サーバーのアクセスログに、/WebReport/ReportServer への不審な POST や、design_save_svg を含むリクエストがないかを調べる。送信内容が本文にだけ含まれる場合はログに残らないため、見つからなくても安全とは言い切れない。
  4. 4Web アプリケーションの配置ディレクトリに、身に覚えのない JSP ファイルや最近作られたファイルがないかを確認する。

何が起きたか

FineReport 9.0 に、パストラバーサルと呼ばれる種類の弱点があります。本来は決められた保存先にしか書き込めないはずのところ、外部から送られた指定によって、サーバー上の想定外の場所にファイルを書き込めてしまいます。しかも、ログインしていない相手でも実行できます。

書き込めるファイルの種類に制限がないため、サーバー上で動く JSP の Web シェル(外部から命令を送り込める小さなプログラム)を置かれ、サーバーを遠隔操作されるおそれがあります。弱点があるのは /WebReport/ReportServer の design_save_svg という処理で、保存先を指定する値の検査が不十分なことが原因です。分類は CWE-22(パストラバーサル)です。

深刻度は CVSS v3.1 で 9.8(緊急)、CVSS v4.0 で 9.3 と評価されています。悪用の兆候は 2023年10月14日 に Shadowserver Foundation が最初に観測したと報告されています。また、この弱点を確かめるためのツールや検査テンプレートが公開されており、攻撃者にとっても試しやすい状況です。

攻撃の流れ

  1. 1

    到達できるか探す

    インターネットなどから FineReport の Web 画面に届くサーバーが見つけられます。

  2. 2

    不正な書込み要求

    ログインなしで、保存先を操作した要求が送られ、サーバー上の任意の場所にファイルが書き込まれます。

  3. 3

    Web シェル設置

    書き込まれた JSP ファイルが、外部から命令を受け付ける入口になります。

  4. 4

    遠隔操作

    サーバー上で任意の処理を実行され、データの閲覧や改ざん、他システムへの足がかり作りに使われるおそれがあります。

公開されている情報をもとにした流れの例です。

どう悪用されるか

悪用に必要な条件は多くありません。攻撃者はネットワーク経由で FineReport の Web 画面に到達できればよく、ログインや利用者の操作は不要です。CVSS でも、認証不要(PR:N)、利用者の操作不要(UI:N)、攻撃の難易度が低い(AC:L)と評価されています。

悪用に成功すると、サーバー上で任意のコードを実行されるおそれがあります。帳票ツールは業務データベースへの接続情報や集計済みの機密データを扱うことが多く、情報の漏えい、データの改ざん、サービス停止、社内の別システムへの侵入につながる可能性があります。なお、実際にどの組織でどのような被害が出たかは公表されていません。

今すぐやること

  1. 1

    公開範囲を確認して絞る

    FineReport 9.0 の Web 画面がインターネットから直接到達できる場合は、ファイアウォールやリバースプロキシで、VPN 経由や特定の拠点など必要な接続元だけに制限します。業務上不要なら、いったん停止することも検討してください。

  2. 2

    修正版・対策情報を確認する

    ベンダー(FanRuan)の告知やサポート窓口で、この弱点に対する修正版やパッチの有無を確認します。現時点で修正された版は公表されていないため、公式の情報を待たずに公開範囲の制限を先に進めてください。

  3. 3

    侵害の痕跡を調べる

    アクセスログで /WebReport/ReportServer への不審な POST を確認し、Web アプリケーションの配置先に、身に覚えのない JSP ファイルがないかを調べます。ディレクトリ名は環境に合わせて置き換えてください。

    find <FineReportの配置ディレクトリ> -name "*.jsp" -mtime -30
  4. 4

    痕跡が見つかった場合の対応

    不審なファイルがあれば削除する前にコピーを保全し、サーバーを隔離します。FineReport が保持するデータベース接続情報やパスワードは、漏えいした前提で変更してください。サーバーの再構築も検討します。

  5. 5

    実行権限を見直す

    FineReport を動かすアカウントの権限を最小限にし、不要なディレクトリへの書込み権限や、データベースへの過大な権限がないかを点検します。万一侵入されても被害を小さくできます。

すぐ更新できないとき

修正版を当てられない場合は、Web 画面への接続元をネットワーク側で制限するのが最も確実な回避策です。そのうえで、WAF やリバースプロキシで /WebReport/ReportServer への design_save_svg 操作を含む要求を遮断することも考えられますが、送信内容の検査に対応した製品が必要で、完全な対策にはなりません。使っていない FineReport のサーバーは停止してください。

背景

FineReport は、データベースの内容から帳票やダッシュボードを作って Web で配布する帳票・データ可視化ツールです。社内の業務データベースに接続して集計結果を見せるため、侵入されると、見えている画面以上に重要なデータへ手が届く可能性があります。

パストラバーサルは、ファイルの保存先や読み出し先を示す値の検査が甘いために、想定外の場所に触れられてしまう古くからある種類の弱点です。ファイルの書込みに悪用できる場合は、Web シェルを置かれて遠隔操作に発展しやすく、業務用の Web アプリケーションでたびたび問題になってきました。

よくある質問

Q.社内だけで使っている FineReport でも対応は必要ですか。
A.必要です。ただし、インターネットから到達できる場合より緊急度は下がります。社内ネットワークに侵入した第三者や、すでに感染した端末からも悪用される可能性があるため、接続元の制限と修正版の確認を進めてください。
Q.ログインが必要な画面なので安全ではないのですか。
A.この弱点は、ログインなしで悪用できると報告されています。画面にログインの仕組みがあっても、この問題を防げるとは限りません。
Q.すでに攻撃を受けたかどうか、どう判断すればよいですか。
A.アクセスログの不審な要求と、Web アプリケーションの配置先にある身に覚えのない JSP ファイルが手がかりになります。ただし、送信内容が本文にだけ含まれる場合はログに残らないことがあります。判断が難しい場合は、専門の調査会社やベンダーへの相談を検討してください。

まだ分かっていないこと

  • この弱点が修正された版の番号や、ベンダーが出した修正の内容は公表されていません。
  • FineReport 9.0 以外の版が影響を受けるかどうかは、現時点で明らかになっていません。
  • 悪用された組織の数や、実際に出た被害の内容は公表されていません。

この記事は、取得元の公開情報をもとに生成 AI で作成しています。誤りを含むことがあります。対応を決める前に、下の原文と参照先を確認してください。

影響パッケージ

種類パッケージ影響を受ける版直った版
FanRuan FineReport — —
原文の説明 取得元が公開している説明をそのまま載せています (多くは英語)。

FineReport 9.0 contains a path traversal vulnerability in the /WebReport/ReportServer design_save_svg operation that allows unauthenticated attackers to write arbitrary files via the filePath parameter. Attackers can send a POST request with directory traversal sequences in filePath and a CONTENT payload to write a JSP webshell and achieve remote code execution. Exploitation evidence was first observed by the Shadowserver Foundation on 2023-10-14.

出典: CVE.org (CVE Program・cvelistV5) NVD GitHub Advisory

参照URL

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