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重大 9.4 急ぎ度: 早めに

HiRDBに重大な脆弱性、Version 10は修正版あり

日立のデータベース製品HiRDB Serverに、バッファオーバーフローの脆弱性が見つかりました。Version 9と10を使う組織が対象で、Version 10には修正版が出ています。まず自社のHiRDBの版を洗い出し、該当すれば更新の段取りに入ってください。

CVE-2026-82122 公開 生成 AI で作成
画像は生成 AI で作成したイメージです

急ぎ度: 早めに

CVSS v3が9.4のcriticalで、認証なしにネットワーク経由で狙える評価ですが、実際の悪用は確認されておらず、修正版もVersion 10でしか確認できていないため、至急ではなく早めの対応と判断しました。

関係があるか

HiRDB Serverを基幹システムや業務システムのデータベースとして使っている組織が対象です。Version 9を使い続けている環境は、修正版の記載がないため、とくに確認が必要です。

製品影響を受ける版直った版
HiRDB Server Version 10 10-00以上、10-12-01未満 10-12-01
HiRDB Server Version 9 09-00以上、09-66-22以下 修正版の記載なし
HiRDB Server with Additional Function Version 9 09-00以上、09-66/V以下 修正版の記載なし
HiRDB Server Version 9(32) 09-02以上、09-66-22以下 修正版の記載なし
HiRDB Server with Additional Function Version 9(32) 09-00以上、09-66-/V以下 修正版の記載なし

確かめ方

  1. 1資産台帳や構成管理表で、HiRDB Serverが入っているサーバーを洗い出します。
  2. 2各サーバーのHiRDBの版を確認し、上の表の範囲に入るかを照らし合わせます。Additional Function付きや32ビット版は製品名が別なので、見落とさないようにします。
  3. 3該当したサーバーについて、どのネットワークやどの機器からHiRDBの接続ポートに届くかを、ファイアウォールの設定やネットワーク図で確認します。
  4. 4運用や保守をベンダー任せにしている場合は、委託先にも使用している版を問い合わせます。

何が起きたか

HiRDB Serverに、スタックベースのバッファオーバーフローという種類の脆弱性が見つかりました。悪用されると、データベースの内容を読まれたり書き換えられたりする恐れがあり、サービスの動作にも多少の影響が出ると評価されています。

日立は2026年10月27日に、セキュリティ情報hitachi-sec-2026-144として公表しました。弱点の分類はCWE-121です。CVSS v3のベクターは CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:L で、機密性と完全性への影響が高く、可用性への影響は低とされています。

対象はVersion 10の10-00から10-12-01の手前までと、Version 9の各製品です。Version 10は10-12-01で修正されています。

攻撃の流れ

  1. 1

    対象の発見

    HiRDB Serverの通信口に届く位置から、対象の版が動いているサーバーを見つけます。

  2. 2

    細工した通信

    ログインなどの手続きを経ずに、サーバーへ想定外のデータを送りつけます。

  3. 3

    メモリの破壊

    サーバー側の処理でスタック上のメモリがあふれ、プログラムの動作が乱れます。

  4. 4

    データへの影響

    データの読み取りや書き換え、サービスの一部の不調につながる恐れがあります。

公開されている情報をもとにした流れの例です。

どう悪用されるか

ネットワーク経由で攻撃でき、事前の認証は要らず、利用者の操作も必要ありません。攻撃の難易度は低いと評価されています。HiRDBの接続口に通信が届く位置にいれば、条件は満たされます。

成功した場合の被害は、データベースに保管された情報の漏えいと改ざんが中心です。サービスへの影響は限定的とされています。業務データの正しさに直結するため、被害の範囲は大きくなりえます。

今すぐやること

  1. 1

    対象の版を洗い出す

    自社のHiRDB Serverがどの製品、どの版かを一覧にします。本番だけでなく、検証環境や開発環境、使われなくなったまま残っているサーバーも含めます。

  2. 2

    Version 10は10-12-01に更新する

    10-12-01より前のVersion 10は、修正版に更新します。データベースの停止を伴うため、保守窓口や業務部門と更新日時を調整します。更新前にはバックアップを取り、テスト環境で動作を確かめます。

  3. 3

    Version 9は日立の告知を確認する

    Version 9の各製品には修正版の記載がありません。日立のセキュリティ情報を確認し、対応方針が分からなければ、保守窓口や販売元に問い合わせます。サポート期間と合わせて、Version 10への移行計画を前倒しするかも検討します。

  4. 4

    接続元を絞る

    更新までのあいだ、HiRDBの接続口に届く機器を、アプリケーションサーバーなど必要なものだけに絞ります。インターネットから直接届く状態になっていないかも確認します。

  5. 5

    不審な接続を点検する

    HiRDBサーバーへの接続ログや、サーバーの異常終了の記録を見て、見慣れない接続元や不自然な再起動がないかを確認します。

すぐ更新できないとき

修正版をすぐに適用できない場合は、ファイアウォールやネットワーク機器の設定で、HiRDBの接続口に到達できる機器を業務上必要なものだけに限定します。管理用や保守用のネットワークと、一般の利用者の端末が使うネットワークを分けておくことも有効です。ただし、これは一般的な被害軽減策であり、日立が回避策として示したものではありません。

背景

HiRDBは日立のリレーショナルデータベースで、国内の業務システムや基幹システムの裏側でデータを保管する役目を担っています。利用者の端末からは見えず、アプリケーションサーバーを通じて使われることが多い製品です。そのためインターネットに直接公開されることは少ない一方、社内ネットワークの中からは広く届く構成になりがちです。社内の端末が1台でも侵害されると、データベースへの足がかりになりえます。

今回の脆弱性は、メモリ上のスタックと呼ばれる領域にデータがあふれる種類のものです。受け付けるデータの長さの確認が不十分だと起きる、古くから知られた型の問題です。データベースサーバーでは、これが認証の前の段階にあると、アカウントの管理だけでは防げません。接続元の制限が現実的な防御線になります。

よくある質問

Q.CVSSが10ではなく9.4なのはなぜですか。
A.可用性への影響が「低」と評価されているためです。機密性と完全性は「高」とされており、データの漏えいや改ざんが主な懸念であることを示しています。
Q.HiRDBは社内ネットワークだけで使っています。それでも急ぐ必要はありますか。
A.筆者は、至急とまではいかなくても、版の確認は今週中に済ませておくとよいと考えています。社内の別の端末が侵害されたときに、HiRDBが次の標的になりうるからです。接続元の制限が効いているかを確認するだけでも、リスクはかなり下がります。

まだ分かっていないこと

  • 実際の攻撃で悪用された事例が確認されているか、攻撃コードが出回っているかは公表されていません。
  • Version 9の各製品について、修正版が提供されるか、提供されるならいつかは公表されていません。日立のセキュリティ情報hitachi-sec-2026-144で最新の状況を確認してください。
  • 日立が示す回避策や緩和策があるかどうかは、確認できていません。

この記事は、取得元の公開情報をもとに生成 AI で作成しています。誤りを含むことがあります。対応を決める前に、下の原文と参照先を確認してください。

影響パッケージ

種類パッケージ影響を受ける版直った版
Hitachi HiRDB Server Version 10
10-00 以上 10-12-01 未満
10-12-01
Hitachi HiRDB Server Version 9
09-00 〜 09-66-22
—
Hitachi HiRDB Server with Additional Function Version 9
09-00 〜 09-66/V
—
Hitachi HiRDB Server Version 9(32)
09-02 〜 09-66-22
—
Hitachi HiRDB Server with Additional Function Version 9(32)
09-00 〜 09-66-/V
—
原文の説明 取得元が公開している説明をそのまま載せています (多くは英語)。

Stack-based Buffer Overflow Vulnerability in HiRDB.

This issue affects HiRDB Server Version 10: from 10-00 before 10-12-01; HiRDB Server Version 9: from 09-00 through 09-66-22; HiRDB Server with Additional Function Version 9: from 09-00 through 09-66/V; HiRDB Server Version 9(32): from 09-02 through 09-66-22; HiRDB Server with Additional Function Version 9(32): from 09-00 through 09-66-/V.

出典: CVE.org (CVE Program・cvelistV5) NVD GitHub Advisory

参照URL

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