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重大 10.0 急ぎ度: 計画的に

Entraデバイス登録に脆弱性、Microsoft側で対応済み

Microsoft Entraのデバイス登録に、権限のない攻撃者がネットワーク経由で権限を昇格できる脆弱性があり、CVSS v3は10.0です。Microsoftがサービス側で緩和を終えており、利用組織が実行する作業はありません。

CVE-2026-109469 公開 更新 執筆・監修: 佐々木 航 人が監修しながらAIを活用して執筆
画像は生成 AI で作成したイメージです

急ぎ度: 計画的に

CVSS v3は10.0ですが、Microsoftがサービス側で完全に緩和済みで、公表時点では悪用も確認されておらず、利用者が実行する作業もありません。

関係があるか

Microsoftが運営するクラウドサービスのEntraデバイス登録に関する脆弱性です。自社で更新できるソフトウェアではないため、Entraを使う組織に実行すべき作業はありません。

製品影響を受ける版修正版
Entra Device Registration 版の区別はなく、サービス全体が対象として記録されています Microsoftがサービス側で緩和済みです。利用者が適用する更新プログラムはありません

確かめ方

  1. 1適用する版や更新プログラムは存在しないため、自社の版を調べる必要はありません
  2. 2Entraを使っている組織は、この件がMicrosoftによる緩和済みの案内であることを、MicrosoftのSecurity Update Guideの当該CVEのページで確認できます
  3. 3情報の更新があれば、同ページの改訂履歴に反映されます

何が起きたか

Entraのデバイス登録に、権限のない攻撃者がネットワーク経由で権限を昇格できる脆弱性が見つかりました。Microsoftは2026年11月5日に情報を公開しています。

種類はCWE-639で、利用者が操作できる値(キー)を使って対象を指定する処理に、認可の確認を回避できる穴があるというものです。CVSSのベクターでは、影響が元のコンポーネントの外に及ぶ評価(スコープの変更)になっています。機密性・完全性・可用性への影響はいずれも高です。

Microsoftは、この脆弱性はすでに完全に緩和済みだと説明しています。サービス側の修正で完結しているため、更新プログラムの配布や利用者向けの手順はありません。CVEを公表した目的は、透明性を高めるためとされています。

Microsoftの評価では、公表時点で悪用は確認されておらず、脆弱性の詳細も一般には公開されていません。

攻撃の流れ

  1. 1

    ネットワーク到達

    認証されていない攻撃者が、ネットワーク経由でデバイス登録のサービスにアクセスします。

  2. 2

    キーの値を操作

    利用者が制御できるキーの値を使う処理で、認可の確認が正しく働かない状態でした。

  3. 3

    権限が昇格

    本来持たない権限を得て、サービスの外にも影響が及ぶ可能性がありました。

  4. 4

    Microsoftが緩和

    Microsoftがサービス側で脆弱性を完全に緩和済みで、利用者側の作業は不要です。

公開されている情報をもとにした流れの例です。

どう悪用されるか

CVSSのベクターでは、攻撃元はネットワーク、攻撃の複雑さは低、必要な権限も利用者の操作もなしと評価されています。権限のない攻撃者が、ネットワーク経由で攻撃できる想定です。

悪用された場合、機密性・完全性・可用性のすべてに高い影響があり、影響がサービスの境界を越える評価でした。ただしMicrosoftによると、すでにサービス側で緩和されています。

今すぐやること

  1. 1

    対応不要であることを確認する

    Microsoftは、このサービスの利用者が実行するアクションはないと案内しています。更新プログラムの適用や設定変更は要りません。

  2. 2

    Entraの利用状況を把握しておく

    経営層や監査担当から問い合わせを受けたときに答えられるよう、自社がEntraのデバイス登録を使っているかを情シスで確認しておきます。

  3. 3

    Microsoftの案内の更新を見る

    MicrosoftのSecurity Update Guideにある当該CVEのページを、ときどき見ておきます。評価や説明が改訂された場合は、改訂履歴に載ります。

背景

Entra Device Registrationは、パソコンやスマートフォンをMicrosoft Entraに登録し、組織のデバイスとして識別する機能です。登録されたデバイスの情報は、条件付きアクセスなど、社内リソースへの接続を許可するかどうかの判断に使われます。ここで権限が昇格できると、デバイスやアカウントの信頼に関わる判断に影響しかねない、というのがCVSS 10.0の背景にあると考えられます。

CWE-639は、利用者が指定できる識別子や値で対象を選ぶ処理に、認可の確認が足りないときに生じる種類の脆弱性です。今回はクラウドサービス側の問題で、Microsoftがサービス側で緩和したため、利用組織が更新を適用する場面はありません。Microsoftはクラウドサービスの脆弱性についても、透明性の向上のためにCVEを公表する方針を示しています。

よくある質問

Q.過去に悪用されていないか、念のため調べたほうがよいですか。
A.Microsoftは利用者が実行するアクションはないとしており、悪用も確認していないと評価しています。追加の確認をしたい組織は、Entraの監査ログで、身に覚えのないデバイス登録や権限変更がないかを見ておくと安心材料になります。ただし、これは今回の脆弱性に限った公式の手順ではありません。

まだ分かっていないこと

  • 脆弱性が存在していた期間、発見の経緯、実際に影響を受けた利用組織の有無は、Microsoftの案内に書かれていません。

この記事は、取得元の公開情報をもとに、人が監修しながらAIを活用して執筆しています。執筆と監修は佐々木 航が担い、公開したあとも人が内容を確認しています。誤りに気づいたときは直し、記事の末尾に訂正の行を残します。対応を決める前に、下の原文と参照先も確認してください。

原文の説明 取得元が公開している説明をそのまま載せています (多くは英語)。

Authorization bypass through user-controlled key in Entra Device Registration allows an unauthorized attacker to elevate privileges over a network.

出典: CVE.org (CVE Program・cvelistV5) NVD GitHub Advisory

参照URL

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